2006年10月24日

10月頭の三連休では海でも山でも多数の死亡者が出て、痛ましい限りでした。どうやら温帯低気圧の「低気圧」に騙された人が多かったようですが、天気図の遷移を追ってみますと、16号と17号のふたつの台風が熱帯低気圧に変わると同じ頃に、ふたつに挟まれた低気圧がエネルギーをもらって急速に発達、最終的には両方を吸収する形で巨大な温帯低気圧が生まれました。熱帯低気圧と構造の違う温帯低気圧は最大風速が34ノット(17.2m/s)以上でも台風とは言いません。今回は台風並の勢力を持った温帯低気圧で、しかも運の悪いことに進行速度が上がらず、西高東低の典型的な冬型気圧配置かつ等圧線の目のつまった凶悪な状態が長く続いてしまったのですね。台風一過の秋晴れの期待は裏切られ、結果的にデスゾーンへの突入となってしまったのは残念でなりません。ただ、天気図を見たら予測不可能とは言えなそうなので、悪い状況になってしまった場合の対策、あるいはエスケーププランを用意していれば防げたのではないかと、残念に思います。
レポートのページに、奥小安峡大湯温泉 阿部旅館を追加しました。
写真 : 夏瀬温泉(貸切 宿泊)